〜病院で野球肩と診断された方へ〜
2019/03/14カテゴリー:スタッフブログ,ブログ,投球障害,肩のスポーツ障害,記事
こんにちは(^^)
鍼灸整骨A.T.NAGASHIMAです。
『病院で野球肩と診断されました・・・』と言われた患者様が多く来院されます。
このような場合、当院では『野球肩って・・?』と思います。
皆さまに覚えて欲しい事は、
【野球肩にも様々な症状がある!】
という事です。
野球肩の中にも、成長期のお子様の場合骨折がある場合もあります・・・(^^;)
骨折の場合、約1か月は投球禁止の事が多いです。
1か月以降は、肩の状態を確認しながら、塁間までのキャッチボールなら許可する場合もあります。
骨折の場合多くは、3か月頃が完全復帰になる事が多い例です!
今回のブログ内容は、成長期の野球少年に起こりやすい肩の骨折についてご紹介します。
上腕骨骨端線離開
成長期の野球少年に多い症状は、上腕骨骨端線離開(じょうわんこつこったんせんりかい)という症状です。
成長期のお子様には、骨に骨端線という部分が存在します、その骨端線部分が繰り返しの投球動作によって負担加わり、骨端線が離れてしまう症状です。
※骨端線とは、成長期の子供にだけ見られ、骨の端にある軟骨部分の近く(骨と骨の繋ぎめ近く)にある軟骨の事。
名前に「線」が入っていますが、本当に線状になっているわけではなく、レントゲンを撮ったときに軟骨の部分は写らず黒い線のように見えるからです。
症状は?
初期症状は、投球時の肩の痛みのみです。
実際に、骨端線部分を手で押さえていくと痛みが発生する場合もあります。
症状が進むと、日常生活で手を挙げたら痛い・物を持ち上げる時に痛い・・・等の症状が出てきます。
しかし、小学生の場合なかなか痛みをうまく口で表現する事が出来ず、症状が進んでから痛みを訴える事が多々見られます!
また、肩をかばって肘を下げて投げる事が多々見られますが、それは何か肩に異常が出ているサインかもしれません!
●普段と投げ方が違う
●肩をかばった仕草が見られる
●投げる手をあまり使いたがらない
等があるようでしたら、いち早く医療機関へ行かれる事をオススメします。
当院での判断方法
当院に成長期のお子様が肩が痛くて来院された場合には、まず骨折の有無をチェックしていきます。
チェック項目例としては
●実際に肩を挙げて痛みが出るか
●骨端線部分を抑えて痛みが出るか
●投げる動作を行って痛みが出るか
等を行い判断していきます。
様々なチェックを行い、骨端線離開が疑われた場合には整形外科様へご紹介致します。
※整骨院での、骨折・脱臼の施術に関しましては必ずお医者様の同意が必要となります。
骨端線離開と診断された場合
まずは、骨端線離開部分は必ず安静なので、骨端線部分を施術するのではなく
投球動作に必要な
股関節周りの柔軟性獲得・背骨部分の柔軟性獲得・投球動作に必要なトレーニング
を行っていきます。
そして、お医者様から定期診察の際に投球許可された場合に早期に投げれるような身体作りを行っていきます。
また、度々肩・肘を痛めるお子様もいらっしゃいます。
それは、痛みが取れてから投球動作に問題がある状態のまま野球を再開してしまう為です・・・
当院では、痛みが繰り返すお子様でもしっかりと投球動作を確認したり・関節の動きを確認して痛みが出にくい身体作りも行います。
当院には、野球を行っていてケガをしてしまい来院される方が非常に多いです。
年齢層は、小学生〜大人の草野球を行っている方まで幅広い年齢層の患者様が来院されます。
何かお困りの症状がある方は、一度当院にご相談下さいね(^^)
他の野球肩のページです→ ものすごく多い・・・インピンジメント症候群
〒573−0027
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京阪枚方市駅から徒歩5分
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