【野球を行っている方必見!】
2017/10/21カテゴリー:スタッフブログ,投球障害,肩のスポーツ障害,記事
こんにちは(^^)/
元田です。
今回のブログ内容は、高校生以上の野球を行っている方に多い肩関節の症状をお伝えします。
皆さん、「肩関節唇損傷(かたかんせつしんそんしょう」って聞いた事がありますか?
この症状の方が訴える例としては
●最近投げたら急に肩が痛くなった・・・
●肩を挙げた時に、つまって痛みが出る・・・
●手を突いて転んだ時に、肩が痛くなった・・・
このような症状を訴えて来院される事が多いです。
スポーツ障害として、比較的多くみられる症状ですが、スポーツをしていない方にもみられる疾患です。
SLAP損傷とは?
肩関節には「肩関節唇(かんせつしん」と呼ばれる組織が関節を安定させてます。
またその関節唇には力こぶを作る筋肉(上腕二頭筋)が着いているので、それに引っ張られて剥がれてしまったり、転んだ時に腕の骨が関節唇に当たって傷ついてしまう事を関節唇損傷といいます。
どうやって起こるの?
一般的には外傷性とスポーツによる使い過ぎによるものに分けられます。
[外傷性のもの]
- 手をついて転んでしまったとき・・・
- 重たいものを持ち上げたとき・・・
- 急に腕を引っ張られたとき・・・
- 肩関節の(亜)脱臼と一緒に関節唇が傷ついてしまう・・・
など、これらが引き金となって起こります。
[スポーツによる使い過ぎ]
野球での投球やバレーボールのアタックなどの投てき動作を繰り返すことで起こりやすいです。
どんな症状が出るの?
肩を挙げて背中に手を回したとき、反対の肩をつかんだとき、重いものを持ち上げたときに痛みがある。
投球ではトップの位置に肩を挙げたときやボールを離す時に肩に痛みや引っかかりが出る。
当院での治療について
まず問診を行います。(痛みの出た時の状況・・・どこに痛みが出ているのか・・・等、様々な事をお聞きします)
次に簡単な動きのチェックを行い、どの動作で痛みが出ているのかチェックしていきます。
そこで「関節唇損傷」が疑われる場合には、信頼している整形外科様に紹介させて頂き、しっかりとした検査を行って頂きます。
治療の流れ
運動時の痛みがある場合はスポーツ活動を休止し、炎症を抑えるために超音波や微弱電流を使用しながら痛みを抑える事を最優先に行います。
投球フォームのチェックを行いながら、身体の可動域を向上させたり、トレーニングを行ったりします。
運動時の痛みが無くなればそれで治療が終わりではなく柔軟性・可動域を確保しながら体幹やインナーマッスルのトレーニングを行い、投げれる身体に調整していきます。
状況をみながら徐々にキャッチボール、競技復帰へとつなげていきます。
痛みが無くなったから、治療が終わりではありません。
ケガをした時の動作のまま復帰をすると、当たり前ですが再び同じ症状に悩まされます。
そのような事にならない為に、当院では投球指導やトレーニングを行っていきます。
当院でのリハビリ
関節唇損傷をされる方の多くは、肩の筋肉である『インナーマッスル』という筋肉が弱い場合が多いです。
インナーマッスルを鍛える事で、関節の動きがスムーズになり痛みが出にくくなります。
〈@インナーマッスルのトレーニング〉
〈Aインナーマッスルのトレーニング〉
上記の2つのトレーニングは、インナーマッスルのトレーニングの一例です。
他にも、状態を確認しながら様々なトレーニングを行っていきます。
インナーマッスルのトレーニングは本当に地味で、辛い事が多いです。
しかし、辛い事を継続して行っていくと必ずいい結果が待っているので共に頑張りましょう!
〈投球指導〉
当院では、ストレスとなっている原因を見つけ出し、根本的な治療を行っています。
怪我の程度や競技種目・ポジションなどを考慮し、日常生活やスポーツ復帰した際に、再び同じ怪我をしないような身体の強さや怪我をしない身体の使い方の獲得を目指し、リハビリを行っていきます。
当院スタッフは、国家資格を取得しているプロのトレーナーです。
私たちは、マニュアル化されたマッサージやトレーニングは行いません。
全て、あなたの身体の状態を確認して、早期回復できる施術を選択したうえで治療を行っていきます。
私たちと共に、症状改善を目指して頑張っていきましょう。
お困りの方は、お気軽にご連絡くださいね。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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