テニスをしていなくても『テニス肘』!?
2022/07/08カテゴリー:肘のスポーツ障害,肘痛
7月に入り、暑さも本番☀
皆さんクーラーをつけていらっとしゃると思いますが、
涼しいからと言って水分補給を怠らず、定期的に水分補給は行いましょうね。
さて、今日は聞いたことがある方も多いかもしれない、
『テニス肘』についてご紹介していきます。
テニス肘なんて、テニスしている人がなるものだし、
自分には関係ないや~~とお考えの方!!
テニス肘はテニスしている人だけのケガではありません・・・!
日常生活で誰にでも起こる可能性がある肘の痛みです。
通称:外側上顆炎と呼ばれます。
1度の衝撃で痛みが出ることはかなり少なく、
使いすぎ(オーバーユース)によるものがほとんどです。
テニス肘について、ここから詳しくご説明していきます(^^)/
症状
テニス肘(外側上顆炎)とは、手首を伸ばす筋肉に炎症が起きている状態です。
外側上顆とは肘の外側にある、骨の部分で、
3つの前腕の筋肉が付着しています。
・長橈側手根伸筋
・短橈側手根伸筋
・総指伸筋
手を動かすことによって、筋肉の付着部(外側上顆部〇のところ)で炎症が起き、痛みを誘発します。
名前の通り、テニスをしている方に多く見られますが、
日常手をよく使われる方、デスクワークでパソコンをよく使われる方にもみられる症状です。
手首を上にあげたり、物を持ち上げる際に
肘の外側から前腕に痛みが出ます。
基本的には、安静時の痛みは出ないことが多いですが
ひどくなると、外側上顆部が腫れたり、熱感が出たりします。
チェック方法
当院では外側上顆炎の症状がある方に
いくつかの簡単な疼痛誘発テストを行います。
・トムゼンテスト
①肘、手首を伸ばし手のひらを下向きにします。
②抵抗を加えます↓。
③患者さんは抵抗に逆らうように手首を上げます↑。
・中指伸展テスト
①肘、手首を伸ばし手のひらを下向きにします。
②中指に抵抗を加えます↓。
③抵抗に逆らうように中指を上げていきます↑。
どちらも痛みが出れば陽性となります。
治療法
当院での外側上顆炎(テニス肘)の治療として、
手技治療、電気療法(ハイボルテージ)、鍼灸治療を行っていきます。
炎症症状が強い場合は、アイシングを行います。
ご自宅では、こまめに前腕のストレッチを行っていただき、
スポーツや日常生活で支障がある場合は
テーピングなどを用いて痛みを軽減させていきます。
外側上顆炎(テニス肘)は初期の痛みを放っておくと、
痛みがひどくなり、日常生活やお仕事にも支障が出てしまいます。
支障が出てしまう前に、適切な治療を行っていきましょう(^^)/
監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史
Wing長崎鍼灸整骨院 めがね橋 A.T.NAGASHIMAグループ
〒850-0025
長崎県長崎市今博多町9-1 マリポーサ宮川1F
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