転倒で膝を強打!歩けていても骨折の可能性が・・・
2022/07/19カテゴリー:捻挫・肉離れ・打撲log,膝痛,骨折
今年の梅雨は全国的に短期間で、雨も少なかったようですね!
梅雨が短かった分、気温が上がるのが早く、
6月中旬から厳しい暑さが続いていますが体調崩されていませんか?
今回のブログは実際にスタッフの家族が体験した、
『膝蓋骨骨折』についてお話していきたいと思います。
✔転倒した時に膝を強打した・・・
✔転倒後、歩行はできるけど違和感や痛みがある・・・
✔転倒してから膝の屈伸運動ができない・・・
など膝に不安を感じていませんか?
転倒後は擦り傷や打撲になり、転倒しただけだし、
時間が経てば治る。と思われる方がほとんどだと思います。
実は、膝の打撲と思っていた怪我でも骨折している場合があります!!
最近では、阪神タイガースの高山選手が自打球によって
膝蓋骨骨折をされたとニュースになっていました。
転倒のリスクが高くなる高齢者だけでなく、
皆様に起こる可能性があるので、是非ご覧ください(^^)/
膝蓋骨骨折とは?
膝蓋骨とは、皆さんがよく耳にする『膝のお皿』のことです。
膝蓋骨は膝の屈伸運動(曲げ伸ばし)に関わり、皮膚の真下にあるため
直接外力(ぶつける)で負傷することがほとんどです。
膝蓋骨の骨折は、
・転倒などによる直達外力
・大腿四頭筋や膝蓋靭帯に引っ張られる介達外力
の2パターンあります。
今回の症例は転倒した際に手をつくことができずに
コンクリートに膝を強打し負傷しました。
膝蓋骨骨折の症状は??
膝の腫れや疼痛がみられます。
膝蓋腱断裂を合併している場合は、膝蓋骨が上下に離れてしまうため、
膝蓋骨を触ると陥凹が触知できます。
今回は歩行が可能で、擦り傷がみられましたが、
腫脹や熱感があり、膝蓋骨の位置も健側と比べると
分かりにくくなっていました。
日曜日で病院も休みだったので、すぐにRICE処置を行い、
自宅でテーピグ固定を行いました。
治療法は??
筋肉の牽引により膝蓋骨が引き離されてしまった場合は
観血療法(オペ)を行います。
転位がなければ基本的には保存療法で固定を行います。
今回は転位もなかったため、膝蓋骨が転位しないよう、膝蓋骨周囲をしっかりと形どり、
保存療法で2週間のギプス固定を行い、その後はテーピング固定に切り替えました。
受傷直後・・・
ギプス固定をしながらも足の指や足関節は動かしてもらい、
松葉杖で日常生活を過ごしていただきました。
2週間後・・・
2週間ギプス固定をしていたので、筋力低下や膝の安定性が低下し
大腿周径(太ももの周囲)も左右差2㎝となっていました。
その後・・・
テーピング固定が外れ、運動制限がなくなってからは
下肢の筋力強化をメインにリハビリを行いました!(^^)!
『趣味の野球観戦や、山登りに早く復帰したい!!』
ということで、自宅でも朝晩毎日、リハビリを行ってくれていました。
今回の患者様は高齢だったこともあり、
最短でギプス固定からテーピング固定に切り替え、リハビリを始めました。
合計約1カ月の固定で、落ちてしまった筋力を戻すのは少し時間がかかりましたが、
今では筋力差もなくなり、趣味のお散歩も毎日できている様です♪
当院で骨折後の骨癒合を早めるには・・
当院では骨折後、早期回復をするためにLIPUS(低出力超音波パルス)という機械を患部に当てます。
このLIPUSを当てることにより骨折後の骨癒合を促進させ、早期回復が期待できます★
1日20分患部に当て続けることにより、約40%も骨癒合が促進する、と言われています。
ですので、まず骨折をしたら、骨癒合!
その後、1人1人に合わせて可動域訓練や筋力強化を行っていきます(^◇^)
怪我する前のように戻りたい、それ以上のパフォーマンスを手に入れたい!
という皆様のお悩みや不安を取り除くお手伝いをさせてください!
しっかりとリハビリを行うことで、ケガをする前よりも良い状態で過ごす事も可能になります。
骨折などの外傷だけでなく、日々の日常生活でお悩みがある方も
1度Wing長崎鍼灸整骨院にご相談くださいね!
監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史
Wing長崎鍼灸整骨院 めがね橋 A.T.NAGASHIMAグループ
〒850-0025
長崎県長崎市今博多町9-1 マリポーサ宮川1F
TEL 095-893-5518
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