子供の腰痛は腰椎分離症の可能性があります!
2023/12/21カテゴリー:スタッフブログ,腰のスポーツ障害
とうとう12月も終わりを迎え、お正月に近づいている頃だと思います。それに伴い、急激に気温が下がり体調を崩された方も多いと思います。
寒さによって筋肉も収縮してしまって硬くなり柔軟性が低下して、怪我も多くなりやすい時期です。
子供も同じように特にスポーツをしているお子さんは寒さによってストレッチ不足になったり、急な運動を繰り返すと怪我につながりやすく子供の時でも身体を痛めることがあります!
特に腰は痛めやすく子供も腰痛を訴えることが多いです。子供の腰痛は症状が悪化した場合、腰椎分離症という疲労骨折に繋がるケースが高くなります。
そこで今回は子供の腰痛の原因で一番多い腰椎分離症についてお話ししていきたいと思います。
腰椎分離症って何?
腰椎分離症とは、腰椎の椎弓根という部分が疲労骨折を起こしてしまう障害で、原因としてはオーバーユース(使いすぎ)で骨が分離してしまいます。
多くは骨が柔らかい小学生や中学生頃にスポーツなどで腰を反らしたり、回したり、ジャンプすることで腰椎の椎弓根にヒビが入って起こります。
打撲や捻挫のように一回の怪我で起こるのではなく、同じ動作を繰り返すことで分離症になります。
症状が悪化すると腰椎すべり症に移行してしまいます。腰椎すべり症は分離している骨が前にずれてしまう障害でそれによって神経などを圧迫してまう恐れがあります。
なので早期治療が分離症を抑えるカギとなっております!
特に多いのは小学生から中学生の間で、運動などのオーバユース(使いすぎ)が原因とされています。
また遺伝的に骨に異常がある場合でも発生しやすいと言われています。
好発するスポーツとして、野球・サッカー・ラグビー・柔道・ウェイトリフティング・などでみられます。
スポーツをしている方は約10〜30%と高い確率で発生しています。
症状
急激な腰の痛みや太もも・お尻に痛みが現れます。運動痛では、腰を後ろに反った時や横に捻る動作したを時に痛みを感じることが多いです。
また症状が進むと神経が圧迫されてしまい、シビレや腰に力が入りづらくなります。
治療をせずに分離症を放置していると、、骨がくっ付かなくなり長い間腰痛が残ります。
治療法
まずはスポーツ活動などの運動を中止し、保存療法を行なっていきます。不安定性を伴う腰椎すべり症の場合は手術を行うこともあります。
成長期の保存療法はまず運動中止の他に、治療法として電気治療・マッサージ・鍼灸などで痛みを軽減していきます。
また患部の安静と保護を目的とした固定を行うためにコルセットを装着します。
そして痛みが徐々に引いてきたら運動療法を行い、特に柔軟性を上げる為ストレッチや呼吸に合わせて行うエクササイズを行います。
ストレッチやエクササイズが出来るようになったら、状態に合わせた筋力トレーニングそして症状の経過に合わせて運動強度を上げながら、各競技のトレーニンングを取り入れていきます。
当院の治療では、、、腰椎分離症の患者様に対してLIPUS(超音波治療器)という治療器を使用し、早期復帰を目指していきます。
LIPUSからは小さな振動(超音波)が断続的に出ています。この音圧効果によって骨折部位や損傷組織に刺激が加わり細胞(骨芽細胞やコラーゲ組織)が活性化されることで組織の再生が早まります。最近の研究によるとLIPUSを毎日20分使用すると、、、約40%の治療期間が短くなったとも報告もあります!!
当院は分離症の治療だけでなく、競技復帰に向けてのトレーニング指導も個別にさせていただきます。
痛みが引いたからといって、通常の練習に参加したり、試合に出場すると分離症を再発する可能性や他の部位を損傷する可能性が高くなります。
なので焦らずにリハビリや競技に合わせたトレーニングを行うことで、怪我をする前よりも良いコンディションで復帰することが出来ます!
分離症になった方または予備軍の方の特徴として身体が硬い場合が多いです。身体が硬いままスポーツを行うと、怪我や分離症に繋がるので分離症予防のために、今回は簡単でどこでも出来るストレッチとエクササイズをご紹介します。
今回はお尻のストレッチをご紹介していきます!
<ストレッチ法>
30秒✖️2セットで行いましょう!
次に呼吸と合わせて行うエクササイズ(キャット&ドッグ)をご紹介します!
<エクササイズ方法>
1.四つん這いになり膝・股関節を90度に曲げ、手は手首の下にくるようにします(覗き込んだ時につま先が見えないようにしてください)
2.息を吸いながら背中を丸めるようにします(できる方は腹筋に力を入れながら行いましょう)
3.息を吐きながら腰を反るようにします(この時に背中も動かすようにしてください)
10回✖️2セットを目標に試してみてください!
当院はプロアスリートに提供するクオリティを一般の方へ届けたいを信念に日々取り組んでいます。
分離症だけでなく他の疾患の治療も行ってますので、気軽にお問い合わせください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史
Wing長崎鍼灸整骨院 めがね橋 A.T.NAGASHIMAグループ
〒850-0025
長崎県長崎市今博多町9-1 マリポーサ宮川1F
TEL 095-893-5518
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路面電車 諏訪神社電停から徒歩4分
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