脱臼は固定後の治療が大切です!【肩鎖関節脱臼】

こんにちは!Wing長崎鍼灸整骨院です!

コンタクトスポーツをしていると脱臼した経験がある方、脱臼後は固定して何もせず終わってませんか?
スポーツ復帰までに必要なこと、なぜ治療が重要なのか、どんなことをするのか。

本日は肩鎖関節脱臼について紹介していきます!


肩鎖関節ってどこ?なに?


肩鎖関節とは文字通り鎖骨の外側と肩甲骨の肩峰で構成される関節です。脱臼は鎖骨の外側が肩峰から外れてしまうことをいいます。
本来はいくつかの靭帯で関節が補強されて安定していますが、ラグビーや柔道、コンタクトスポーツや交通事故、手や肘をついた強い衝撃で靭帯が損傷してそのまま脱臼してしまいます。
また1〜3度に分類分けされており、損傷度合いが大きいと鎖骨の外側が階段状に飛び出して見えたりすることがあります。




肩鎖関節脱臼の分類


1度損傷
靭帯や関節包の損傷はありますが、関節の安定性が良いもの。

2度損傷
靭帯や関節包は完全に断裂していて関節が不安定なもの。鎖骨の外側が肩峰に対して1/2上方に出ているもの

3度損傷
靭帯や関節包は完全に断裂していて関節が不安定なもの。鎖骨の外側が完全に上方に突出しているもの。




肩鎖関節脱臼の治療


脱臼して整復後は三角巾で固定を行いますが、固定は難しく階段状の変形を残すことが多いです。肩鎖関節の役割は腕を上げたり動かす動作に関与しています。腕を動かすと少し鎖骨も動くのが特徴です。よって長期期間の固定で軟部組織や筋肉が硬くなってしまい、鎖骨の動きが悪くなってしまうと結果的に肩関節の可動域が低下してしまいます。

固定期間中はしっかりと安静にしてその後は固定中に固まってしまった筋肉や関節を緩める目的で、手技や可動域訓練、高周波治療、微弱電流治療、鍼治療を行なってまずは日常生活やスポーツに必要な肩関節、背骨の柔軟性や関節可動域を獲得していきます。

次に不安定になった肩鎖関節を安定させる目的でインナーマッスルのトレーニングを行います。
競技中はあらゆる関節の連動性がないといけません。全力で力を発揮できるようにするためにも肩関節や背骨の動きを出して、肩鎖関節は安定させる必要があります!

肩鎖関節脱臼になってしまうと関節を安定させる靭帯や関節包が傷ついてしまうので、痛みは伴わないですが飛び出たままの鎖骨を押すと沈んだり不安定な状況になります。スポーツを続けるためには必ず痛みが取れた後も関節を補強するインナーマッスルのトレーニング、脊柱、肩関節の可動域、柔軟性が必要になってきます!体格のいい選手でも起こり得る怪我なので再発防止、受傷前と同じようにプレイできるようにアスレティックリハビリテーションを行なっていき競技復帰までサポートさせていただきます。


お困りの際はお気軽にお声掛けください!





監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史

 

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