スポーツ活動で起こりやすい怪我?!〜膝関節内側側副靱帯損傷について〜
2023/03/04カテゴリー:ブログ,スタッフブログ,膝のスポーツ障害,膝痛
スポーツをしていて膝が痛くなったり、歩けなかったり、階段の上り下りが辛かったりすることありませんか?
膝は歩く時にとてもよく使う関節です。
ですがスポーツをしている方と高齢者の方の膝の痛みの原因は違うことが多いです。
なぜかというと、スポーツをしている人は靭帯や筋肉の使いすぎで発生する痛みが多いですが、高齢の方は筋力不足が原因だったり関節軟骨のすり減りが原因で起こる痛みが多いからです。
そこで今回はスポーツをする人に多い怪我、【膝関節内側側副靱帯損傷】についてご紹介します。
スポーツをしない人でもなることがあるので、膝が痛い方はぜひ読んでみて下さい。
膝関節内側側副靭帯とは?
膝関節にはたくさんの筋肉や靭帯があります。
その中でも内側側副靱帯の発生率は非常に高く、前十字靭帯や内側半月板などの他の損傷を合併することもあります。
外側側副靭帯の損傷は発生することもありますが、とても強い力が加わった時にしか発生しません。また外側則側副は保存療法が難しい為手術することがほとんどです。
膝関節内側側副靭帯が発生する原因
内側側副靭帯が発生する原因として膝関節が捻れ急に強い力が加わり発生し、『部分断裂』『完全断裂』が起こり靭帯が損傷します。
スポーツではラグビーやサッカー、バスケなどのコンタクトスポーツに多い怪我です。
コンタクトスポーツ以外では、ジャンプ動作が多いスポーツでも発生することがあります。
またスポーツをしている人以外にも、「筋力の低下」「筋力のバランスの崩れ」「身体の使い方がわからない人」などは膝関節内側側副靱帯の損傷を起こしやすいです。
膝関節内側側副靱帯の症状
膝関節を動かす際に痛みが発生
膝関節に腫れが出現
損傷部を押すと痛みが出現
怪我した時に断裂音が聞こえる
損傷の程度により痛みや症状の出現は様々です。
軽度…痛みはありますが症状は軽度で、自力で歩くことが可能な状態です。
中度…これは『部分損傷』が起こった場合です。
部分損傷なので、皮下出血(損傷部分が少し内出血している)する場合があります。
自力での歩行は困難なことが多いです。
重度…『完全断裂』重度では自力の歩行はほぼ不可能です。また痛みがとてもひどく激痛です。皮下出血も見られます
膝関節が緩くなり、半月板も一緒に損傷している場合があります。
膝関節内側側副靱帯のテスト法!
たくさんのテストを行いますが今回はその中の一つを説明します。
~側方動揺テスト~
膝関節をしっかり伸ばした時と少し曲げた状態で行います。そのまま内側と外側どちらともに足を動かします。その際に内側に動かした際に反応が出れば外側側副靭帯が、外側に動かした時に反応が出れば内側側副靱帯が損傷していることになります。
実施方法:患者さんに上向きに寝てもらい、術者は一方の手を膝の外側に当てもう一つの手で足首を持ちゆっくりと外側に足を動かします。
反対も同様に行います。
当院での膝関節内側側副靱帯の治療法!
整形外科での治療は、主に安静指導や湿布が処方されたり痛み止めを出されて終わることが多く競技復帰までの治療やリハビリを受けれる施設が少ないことが現状にあります。
その為まだ完全には治っていないのに競技に復帰してしまい再発したりスポーツをする上でずっと痛みを伴うことになります。
またどのくらい安静にすれば良いのかわからずに安静期間が長期になってしまった場合、筋力が低下し膝関節の不安定性が残りスポーツ活動を諦めてしまう方も少なくありません。
当院の治療法として、膝関節の動きに関係する筋肉へのアプローチ・電気治療・運動療法を用いて治療を行っていきます。
急性期では炎症がひどいことが多いのでアイシングを行ってみたり、圧迫や固定などをしながら電気治療も併用して行っていきます。
当院の電気治療はハイボルト治療器を使用しております。
このハイボルト治療器は電流の痛みを感じることなく深い組織にまで瞬間的に到達して患部の痛みや炎症を取り除きます。
またモードを変更することで急性期の痛みや慢性的な痛み全てにおいて対応可能です。
運動療法では、リハビリを行なっていきます。まずはストレッチや筋力をつける運動を行います。
その後、患者様の競技に合わせて必要な動きや筋力トレーニングを行い再発の防止に努めていきます。
膝関節内側側副靱帯は、重度の場合は競技復帰するのに時間がかかります。ですが、しっかりとリハビリを行い再発を予防も行うことで競技中に痛みが出ることが少なくなります。
競技中に痛みが再発しないように自宅でできるストレッチやトレーニンングを続けていきましょう!
またその他にも、お身体のことでお困りのことがありましたらお気軽にお問合せください♪
監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史
Wing長崎鍼灸整骨院 めがね橋 A.T.NAGASHIMAグループ
〒850-0025
長崎県長崎市今博多町9-1 マリポーサ宮川1F
TEL 095-893-5518
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