子供の肩痛は要注意!【野球】

こんにちは!
Wing長崎鍼灸整骨院です!

本日は骨端線離開(別名:リトルリーガーズショルダー)についてお話していきます。


成人の骨格の場合、肩関節を補強している靭帯や筋肉、腱といった部分の障害によって痛みが起こります。
成長期の10〜15歳頃では腕の上端部にある「成長軟骨」に障害が発生することで肩に痛みを感じます!
この時に成長軟骨が損傷してしまうことを骨端線離開(リトルリーガーズショルダー)と言います。

・投球時痛(キャッチボールでも痛い)
・スイング時で痛い
あの時の1球で痛くなった
・受傷機転がはっきりしている
・肩の横(腕の上端)を骨を押したら痛い


上記に当てはまる場合は骨端線離開が疑われます。
骨端線離開の場合は完全に投球禁止になります!


「骨端線離開」になる原因は?

1、柔軟性の低下
2、筋機能の問題 
3、投球フォームの悪さ

野球で行う投球動作には、下半身(股関節)が使えているか、背骨、肩甲骨、肩関節の関節可動域が重要になってきます。
練習はたくさんしているが、ストレッチなど身体のコンディショニングの不足で少ない可動域で投げてしまうと肩関節の負担が大きくなり痛めてしまう事が多いです。また骨端線は力学的にすごく弱い構造になっていますので、投球時は肩や肘をねじる動作なので、可動域が少ないと肩関節を無理に動かして損傷してしまいます。




具体的には肩甲骨周囲にある筋肉の硬さや弱さのために、投球動作中に肩甲骨が適切な位置に動くことができなかったり、上肢を支えるだけの安定性がなくなっている状態です。ボールへ与える力の半分は上肢と肩から与えられますが、残りの半分は下肢筋力と体幹回旋力から生み出され、肩甲骨を介して上肢へ伝えられます。この力の伝達は肩甲骨がうまく機能しなくなると、下肢と体幹で生み出された大きな力が効率よくボールに伝わらないだけではなく、肩や肘に無理なストレスをかけてしまい障害を起こします。

次に問題になるのが股関節の機能障害です。股関節が硬くなったり安定性が低下すると、軸足で上手く立てなくなり、バランスを崩したりフォームが乱れたりします。また、ステップ足が乱れたり体が開きやすくなります。この結果、上半身と下半身の運動連鎖が乱れ肩や肘に負荷がかかることになります。

最後に体幹の機能も重要です。胸腰椎の柔軟性が低下していると肩甲骨の動きも低下します。パフォーマンスの高い選手は、投球時に背中が綺麗にしなっていることからも体幹の柔軟性や筋力の重要性がわかります。

逆に投球動作やスイング動作も体を滑らかに動かすことで「速い球を投げる、ボールを遠くに飛ばす」が実現出来ます!

骨端線離開の治療


当院には骨折の治療に最適な超音波治療機(LIPUS)を用意しております。
LIPUSによる音圧効果で骨の形成を促進し、治癒期間を約40%短縮させる効果があると報告されています。
もし、骨端線離開になってしまったらLIPUSを当てに来てください!

でもただ骨が治れば良い!だけではありません。
骨端線離開になるには理由があります。当院では怪我をしない投球指導などのアフターフォローもしております。
身体の使い方、投げ方、ストレッチの仕方、エクササイズの仕方をお伝えして身体の再教育をしていきます。


投球動作の危険性を意識して機能障害の予防をしている選手や指導者はわずかです。
その結果、肩甲帯や股関節などの機能低下に気がつかないままスポーツ活動を続けてしまい、肩や肘に障害が起きてしまうのです。

そのような事が無い様に私たちは野球少年・高校球児・社会人・プロ野球選手に肩・肘の強化やコンディショニングなどを指導させて頂いています。
お困りの事があればいつでも当院までご連絡ください!




監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史
wing長崎鍼灸整骨院

〒850-0025

長崎県長崎市今博多町9-1 マリポーサ宮川1F

TEL 095-893-5518

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