肩や腕がダルい、シビれる・・・【胸郭出口症候群】

こんにちは!
Wing長崎鍼灸整骨院です!

長崎くんちも終わりあっという間に肌寒くなってきましたね!
運動の秋、食欲の秋、皆さんはどんな秋をお過ごしですか?
活動量も増えてきたと思います!

洗濯物を干していたり、つり革を持っていたりしたら腕がダルく、シビれる経験ありませんか?

腕を上げたりするとシビれたり脱力感がある
首や肩周りに放散痛などの症状が出る
握力低下や片方だけ痺れることがある
レントゲンやMRIでは特に異常がない


上記の症状でお困りではないでしょうか?
もしかしたら、胸郭出口症候群かもしれません。

今日はそんな症状についてお話ししていきます。


胸郭出口症候群とは?


胸郭出口症候群とは、首や鎖骨の下にある神経(腕神経叢)や血管(鎖骨下動脈・鎖骨下静脈)を首の筋肉や鎖骨や第一肋骨などに圧迫されることにより首・肩・腕・手に痛みやシビレをきたす疾患です。

・痩せ型
・なで肩
・女性 
・呼吸が浅い人 
・産後のママさん 
・姿勢が悪い方 
・デスクワークの方 
・仕事で重い物を持ち運ぶ方
以上の方がなりやすい傾向にあります。

15〜50歳代の方に起こりやすく、特に20歳、30歳代の方が多い傾向にあります。

神経や血管が圧迫される場所によって
①斜角筋症候群型②肋鎖症候群型③過外転症候群型に分けられます。


胸郭出口症候群の種類


①斜角筋症候群
前・中斜角筋および第一肋骨で先天性の軟部組織の異常により圧迫されることで発生します。
イカリ型の方に起こりやすいです。

②肋鎖症候群
第一肋骨と鎖骨間の間で後天性に起こる骨や軟部組織の異常により圧迫され症状が出ます。
なで肩の方に起こりやすいです。

③過外転型症候群
小胸筋と肋骨間の間で圧迫されます。
小胸筋の筋力が強くかかる姿勢で肩甲骨が過剰に外に向くことにより起こることが原因です。


胸郭出口症候群の治療方法


病院では痛み止めのロキソニン、神経痛のリリカなどを処方してくれます。
もちろん薬で痛み、しびれの症状は軽減しますが、根本的な原因の筋肉が柔らかくなって首の圧迫を除去してくれる訳ではありません。
根本的にな原因を見つけてしっかりと治療していくことが大切で、筋肉に直接アプローチしていくことで圧倒的に改善されます。

治療手段としては筋肉の緊張をとる為に首や肩周りを狙った手技や運動療法、電気治療、鍼治療を行います。

手技では首にかかる負担を減らす為に土台となる骨盤の調整をして姿勢改善から始めます。加えて胸郭出口症候群のターゲットとなる斜角筋を緩めてストレッチでしっかり伸ばして血液や神経の巡りをよくしていきます。
根本的な治療をする為には首以外の骨盤や姿勢の改善から行わないと、いくら斜角筋が緩んでも普段の姿勢が治らないとまたシビれてきます。


電気治療ではハイボルテージ(高周波治療器)を使用しております。皮膚の痛みを感じさせずに患部の深い組織にまで電気を流し、神経の興奮を抑え高い鎮痛効果を発揮してくれる機械です。胸郭出口症候群のような神経症状にも効果的です!

鍼治療では痛みや辛い痺れをコントロールして周りの筋肉の緊張を緩めてくれる効果があります。
また自律神経にも作用して血管の調節をしたり臓器の働きを良くして血圧が調節されたり、ホルモンバランスが整えられたり、免疫系が活性化したりなど全身への効果も引き起こされます。


Wing長崎鍼灸整骨院では患者様それぞれに合わせた豊富な治療スタイルを用意しており、最適で1番効果のある治療方法を提案させて頂きます。
初回では問診や身体の評価、検査には時間をかけ、丁寧な説明を心掛けております。
お困りの際はいつでもご連絡お待ちしております!





監修 柔道整復師・鍼灸師 平山武沙史

 

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